関口父草

関口父草(せきぐち ふそう)

1902年(明治35年) –1999年(平成11年)

父の関口江畔と共に層雲同人として活躍。
層雲撰者も務めた。
1936年5月に父草宅に種田山頭火が訪ねていき、逗留した。
その際、父草は自ら按摩をして山頭火をもてなした。
父草の句に「夜の雨おとのそれから肩をもみしな」がある。
また、自由律俳人の近木圭之介もしばしば父草宅を訪問している。
父草の家は鼻顔稲荷神社の近くにあったが、その神社一帯が鼻顔公園になっており、そこに荻原井泉水の句碑がある。
これは父、江畔の遺志で父草が建てたものです。
また、山頭火、関口江畔、関口父草の句碑もあります。

代表句

・一草一仏とおもう花の白さよ
・ランプのホヤをみがいているこんやの月
・ちようちよううみのうえとんでいぬるよ

略歴

俳人の関口江畔の三男として出生。
長野県佐久市岩村田に居住

参考文献

老農詩集 普及版