渡辺砂吐流

渡辺砂吐流 (わたなべ さとる)

本名・渡辺了

層雲にて活躍
種田山頭火とも交流があり、山頭火の旅日記には渡辺砂吐流と新宿で夕食を食べたことや、新居春風亭に泊まったことなどの記載がある。
句集に1975年発行の「長押の槍」「埴輪の目」、1980年発行の「残照」がある。
山口県立大学の附属郷土文学資料センターに渡辺砂吐流文庫があり、渡辺砂吐流の蔵書や荻原井泉水の書簡や短冊などが所蔵されている。

代表句

・叱られて寝た子のよい顔をしている
・寒ンの少しゆるんだ星が、うちに赤ん坊がいて戻る
・白壁へ影が月から一本の電話線で

略歴

山口県阿武郡にて出生。
東京に出て、戦後に渡辺油業を立ち上げる。

参考文献