執筆者:凡夫
学生時代が終われば、勉強も終わりというわけではありません。
ある意味、勉強というのは一生続くのです。
日本人は勉強が好きなようで、社会人になってからも、習い事をする人は結構います。
趣味の領域においても同様で、習い事に精を出していたりします。
それが生きがいにつながっているという人も少なくありません。
そんな中、自由律俳句はどうかと言うと、他の分野と比べて習い事をするのが難しい状況と言えます。
つまり、入門者が入りにくく、自由律俳人が育ちにくい状況にあると言えます。
そう言うと、「そんなことはない」という反論があるかもしれません。
各地に大小の結社があるので、その気があれば結社の門を叩けばよいと言うことになります。
事実、そうやって結社の門を叩いて自由律俳句の道に入った人もたくさんいるでしょう。
しかし、いきなり結社の門を叩くのは敷居が高いと感じる人が多いのではないでしょうか?
もっと気軽に入門者が学べる場が必要だと感じます。
一部では公民館などで自由律俳句を学べる講座があったりしますが、本当にごく一部の限られた地域の人しか参加はできません。
また、今まで地方のテレビ番組などでそうした自由律俳句の講座があったりしましたが、まだほとんどの地域ではそうしたものは存在していません。
もっと広範囲にそうした場を作って行くべきでしょうが、現状ではそうした形に持っていくのは困難に思われます。
それなら、他の趣味と同様に通信講座などで気軽に学べる自由律俳句講座というものがあっても良いでしょう。
今はインターネットがこれだけ普及しているわけですから、それを活用しない手はありません。
インターネットで学べる自由律俳句講座は是非、作るべきではないでしょうか?
定型俳句においては、通信講座なども既に存在しています。
遅ればせながら、自由律俳句においてもそうした試みはなされるべきだと思います。