松岡 月虹舎

松岡月虹舎(まつおか げっこうしゃ)

本名・松岡規男
1950年(昭和25年) –

「層雲自由律」「でんでん虫会」「自由律句のひろば」等に属して、自由律俳人として活躍。
自由律俳句誌や自由律関連の会において、編集、写真、司会等々、多方面にわたって貢献している。
1990年から層雲に投句を始める。
40歳から60歳に詠んだ自由律俳句を2014年に「松岡月虹舎自由律句集: 一九九〇年から二〇一〇年」(層雲自由律叢書)として刊行(序文:伊藤完吾)。

代表句

・にがきおもいをひのこにやくなつ
・ダムの高さ見極め死にたくない
・バリッと蟹踏んだ朝

略歴

東京生まれ。
東日本大震災で職場が被災したため、離職する。
つくば市在住。

久光 良一

久光 良一(ひさみつ りょういち)

久光 良一 自由律俳句
1935年(昭和10年)1月21日–

層雲自由律同人、層雲同人、現代俳句協会会員
和田徹三の「湾」に参加したこともあるが、その後、自由律俳句に傾倒。
種田山頭火久保白船と共に周防三羽ガラスと呼ばれた江良碧松の始めた周防一夜会に入り、会長も歴任した。
田布施町文化協会会長も務めた。
2001年には第22回山頭火全国大会で山頭火賞を受賞した。
また放哉賞俳句大会において何度も受賞・入選をしている。
2013年に喜寿を機に文學の森から第一句集の「走り雨」を出版。
2015年に傘寿を機に第二句集の「残り火」を出版。
近況は「なんでも掲示板」が参考になる。

代表句

・まずしいくらしの屋根に青空のせている(山頭火全国俳句大会「山頭火賞」受賞作品)
・割った卵の耐えているかたちを崩す(第8回放哉賞俳句大会入賞作品)
・わたしを呼んでいる雲に窓あける(第13回放哉賞俳句大会「文学の森賞」受賞作品)

略歴

山口県熊毛郡田布施町在住
旧電電公社(現在のNTT)に勤務するが定年前に帰郷する。

参考文献

富永鳩山

富永鳩山(とみなが きゅうざん)

富永鳩山 自由律俳句

1938年(昭和13年)–

種田山頭火の顕彰、自由律俳句の普及に心血を注いでいる自由律俳人。
1979年に山頭火研究会(その後、山頭火ふるさと会)を結成し、初代会長に就任(現在は名誉会長)。
種田山頭火のふるさとである防府で山頭火の顕彰活動を一貫して続けている。
2001年に山口県文化功労賞を受賞する。
2007年に自由律俳句クラブ「群妙」を設立、主宰する。
自由律俳句(短詩型文学)に関係する結社や団体、及び個人が結集する「自由律のひろば」を提唱した。
その後、「自由律句のひろば」初代代表になる。
防府市立図書館の自由律俳句講座講師。
NHK山口テレビ「自由律句らぶ」において講師を務める。
また、山頭火の種田家より山頭火句揮毫指定作家の認定を受けている。
俳句において第9回放哉賞の大賞を受賞、「山頭火賞」も2度受賞している。

代表句

・語りはじめそうな石の横 (第九回放哉賞大賞受賞作品)
・影が陽をつれてくる
・踏めば泣く落ち葉の道だ

略歴

山口県防府市にて出生。
10歳の頃から書道を始め、書家としても国内外から高く評価されている。
全日本書芸文化院運営総務を務める。

参考文献